top of page

西部 国立公園

マハレ山塊国立公園 (Mahale Mountains National Park)

ゴンベ渓流国立公園 (Gombe Stream National Park)

カタビ国立公園 (Katavi National Park)

ルボンド島国立公園 (Rubond Island National Park)

マハレ山塊国立公園
(Mahale Mountains National Park)

タンガニーカ湖畔のマハレ山塊にある面積1,613km2の国立公園で、チンパンジーの桃源郷として名高い。1965年西田利貞氏が餌付けに成功して以来、京都大学を中心とする霊長類学の研究グループが調査を続け、チンパンジーの社会構造を明らかにし、人類の進化への大きな材料を提供し続けている。JICAの援助が入り、1985年国立公園に昇格した。日本の援助で、環境保全関係で成功した数少ない例として知られる。入園料$94.40/日(VAT18%込み)
 

・行き方
公共交通機関を使う場合はかなり大変である。ダルエスサラームからキゴマへの飛行機はAir Tanzaniaのみの運航で、2019年5月現在は毎日運航している。鉄道はダルエスサラーム/キゴマ間を週2便、38時間で結んでいるが、ドイツ植民地時代に建設されたもので老朽化しており、遅れることが多く、雨季には脱線事故も起こる。

キゴマからマハレへは汽船が月2便出ている。これもドイツ植民地時代の老朽船Liemba号で、水曜日夕方に南行きが出発する。空いていれば、あるいは1等船室が取れれば、なかなか快適な船旅となる。約7~10時間後にムガンボ(Mgambo)に到着し、そこでマハレ行きのボートに乗り移る。深夜でボートは押し合いへし合い、揺れ動くボートに飛び移るのは難儀な作業である。しかし、現在では、Kigomaからムガンボ(Mgambo)まで車で4~5時間ほどでいけるようになったので、車をチャーターするという手もある。

ボートで星空を眺めながら1時間余り行くと、ビレンゲ(Bilenge)という国立公園(TANAPA)の本部に着く。ここで入園料($80)を支払い、さらにボートで1時間ほど行くと、カシハ(Kasiha)という京大の調査基地のある部落に着く。復路は土曜日深夜に北行きの汽船をムガンボで待つことになる。

キゴマの2つの旅行社(Sunset ToursとKigoma Hill Top Hotel)がボートを持っていて、4~10時間ほどで客を運ぶ。またTANAPAや京大のボートが出るときに遭遇すれば、それに便乗する手もあるが、木造船は10~12時間ほどかかり、波風によってはびっしょり濡れることもあり、厳しい旅になる。

 よほど時間がなく、あるいはお金の有り余っている人は、ダルエスサラームからあるいはアルーシャから、チャーター機で入るという手もある。Grey StokeやFlying Catcherがシーズン(6~10月)は頻繁に往来している。

・宿泊
マンゴーハウス:TANAPAのゲストハウス。8部屋16ベッド。自炊になるので食料持参。調理を依頼することはできる。Grey Storkなどの豪華キャンプが乾季に設営される。キャンプも可能(自炊)。    

mahale.jpg

ゴンベ渓流国立公園
(Gombe Stream National Park)

イギリスのジェーン・グドールが、1960年チンパンジーの文化行動を発見し、その後の調査・観察で有名になった。チンパンジーを容易に観察できる。面積52km2でタンザニア最小の国立公園。キゴマからスピードボートで1時間半ほど。入園料$118(VAT18%込)と高い。

gombe.jpg

カタビ国立公園
(Katavi National Park)

カタビ州にある孤立していてなかなか行きづらい国立公園。マハレから軽飛行機で入ることが出来る。面積4,471km2。荒らされていないので、バッファローの大群に遭遇したり、おびただしいカバの群れ、ローン・アンテロープが見られる。入園料$35.40(VAT18%込)。

ルボンド島国立公園
(Rubond Island National Park)

ヴィクトリア湖に浮かぶルボンド島全域が国立公園。面積240km2。在来種以外にゾウやキリンを導入した一種の大型自然動物園。珍しいのは実験用に密輸されたチンパンジーを解放して、野生化させた唯一の成功例ということである。アクセスはムワンザから軽飛行機またはボートになる。入園料$35.40(VAT18%込)。ナイルパーチの釣りも出来る。

bottom of page