top of page

​​ザンジバル

(ウングジャ島)

​バガモヨの対岸、ダルエスサラームの北東のインド洋上に浮かぶ2つの島、ウングジャ島、ペンバ島からなる島しょ部をザンジバルという。中心地であるウングジャ島のストーンタウンは、迷路のように小道が入り組み、白い石造りの箱のような住宅が軒先を接するアラブ風の町である。住民はアラブ人とアフリカ人との混血が多く、大陸側と容貌、衣装、習慣を異にする。95%以上はムスリムであり、ラマダーン(断食月)には、昼間、町中の食堂は一斉に閉まる。
ザンジバルというと、一般的にウングジャ島のことを指すことが多い。昔から欧米人には名が知られており、観光開発が盛んである。時折、肌の露出の多い服装をしている観光客を見かけるが、やはり慎み深いムスリムの島であることを忘れないでほしいと思う。

紀元前からインド洋季節風交易の港、風待ちの島として、アラブ人、ペルシア人、インド人などが来訪、定住、混血し、7世紀からはイスラーム文化の影響を受け、スワヒリ文化というアラブ・アフリカ文化を形成していった。
17世紀からは、マスカット・オマーンのスルタン支配を受け、インド洋貿易の拠点として発展したアフリカ大陸内部からの象牙・奴隷キャラバンの終着駅であり、また奴隷労働によってクローブ、ココヤシのプランテーションが拓かれた。
1890年からイギリス保護領とされたが、20世紀半ばに入り、独立運動が盛んになる。その過程で、アラブ人対アフリカ人という民族対立の形をとった階級対立が先鋭化する。1963年12月に独立を達成するが、そのわずか1ヵ月後に革命が起こり、多くの人が殺され、スルタンを始めとするアラブ人たちが亡命する事態となった。1964年4月26日、大陸側(タンガニーカ)と合邦した。

ザンジバルへの行き方

✈ダルエスサラームから✈

◎フェリー:こちらのページをご覧ください。

◎飛行機:エアタンザニア、プレシジョン航空、コースタル航空、オーリック航空、フライトリンク、アッサラーム航空等の各社が定期便を飛ばしている。所要時間は20~30分程。料金は片道USD50~100程度(レジデント料金あり)。

Stone Town3.jpg

​​ストーンタウン
​(Stone Town

アラブ風の高い石造りの家が立ち並ぶ、町の中心地域のこと。路地が迷路のように入り組んでいるので、歩いているうちに方向感覚を奪われる。迷いながら、町の人々の日常生活を垣間見るのが、ストーンタウンの楽しみ方。人知れざる掘り出し物があるお店を見つけられるかも。町全体がユネスコ世界遺産に指定されている。

★ストーンタウンの見どころ★

North Coast2.jpg


ビーチ・北海岸
​(ヌングウィ)

​海水の透明度、白い砂浜とも、ザンジバル中でここが一番。潮の干満があまりないので、一日中海水浴を楽しめる。ただ、ヌングウィは岬なので、海岸自体はそれほど広くはない。いつも欧米人がいっぱいなので、のんびりしたい人には向かないかも。

East Coast.jpg

​​ビーチ・東海岸

​​北から、マテムウェ、ムチャンガ二、キウェングワ、ポングウェ、ウロア、チュワカ、ブウェジュー、パジェ、ジャンビア二などの海岸があり、どこも美しい砂浜をもつ。北東海岸の対岸には、島全体がリゾート化したムネンバ島(Mnemba Island)などもある。どこの海岸にも椰子の林と白い砂浜があり、人が多くないのでのんびりできる。

​★パジェには、三浦砂織さんが経営するParadise Beach Bungalowsがある。アットホームな作りのバンガローで、目の前に広がる海も素晴らしい。料理は、海鮮、和風の物もあり、とても美味しい。

Sea4.jpg

​​ビーチ・西海岸・南海岸

西海岸…奴隷洞窟跡の近くのマンガプワニ海岸は、白い砂浜が美しい。

南海岸​…ドルフィンツアーが行われる海岸。イルカが見られるかどうかは運次第だが、かなりの確率で見ることができる。

ザンジバル: キャンペーン情報
bottom of page