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読書ノート No.52   家島彦一『海域から見た歴史』

根本 利通(ねもととしみち) 家島彦一『海域から見た歴史ーインド洋と地中海を結ぶ交流史』(名古屋大学出版会、2006年2月刊、9,500円) 本書の目次は以下のようになっている。 📷  序章  インド洋と地中海を結ぶ大海域世界  第Ⅰ部 海域世界の成り立ち...

Habari za Dar es Salaam No.142   "Nyayo za Mwalimu" ― ニエレレの足跡 ―

根本 利通(ねもととしみち) この数年、ニエレレ財団から「ムワリムの足跡」と題するDVDが出たり、類似するDVDのシリーズが何本か出ている。主にニエレレの演説を集めたものだ。ニエレレの足跡を記録しようという動きである。まだ全部は見ていないが、比較的晩年(大統領引退後)のもの...

読書ノート No.51   松浦光利『アフリカ大船長奮闘記』

根本 利通(ねもととしみち) 松浦光利『アフリカ大船長奮闘記-国際協力六年半の記録』(成山堂書店、1985年1月刊、1,800円) 📷  本書は1975年4月~81年12月までの松浦船長の、ザンジバルおよびコモロでの海運指導の大奮闘の記録である。コモロは最後の3ヶ月だけで...

読書ノート No.50   Alan Villiers 『Sons of Sindbad』

根本 利通(ねもととしみち) Alan Villiers 『Sons of Sindbad』(Arabian Publishing、2006年刊) 古典に属する本である。原著は1940年、英国と米国で発刊された。再版は1969年米国ニューヨークで多少の修正が施された。 📷...

Habari za Dar es Salaam No.141   "Safari ya Oman" ― オマ-ン紀行 ―

根本 利通(ねもととしみち) 新年、明けましておめでとうございます。  2014年が皆様にとって、タンザニア、日本、世界にとって平和な年になりますよう祈念いたします。 📷  新年らしく楽しい旅の話をしたい。前回の海外旅行は2011年11月のブルンジだった。2012年には日...

読書ノート No.49   永原陽子編『生まれる歴史、創られる歴史』

根本 利通(ねもととしみち) 永原陽子編『生まれる歴史、創られる歴史-アジア・アフリカ史研究の最前線から-』(刀水書房、2011年3月刊、2,900円) 📷  本書の構成は次のようになっている。  はじめに(永原陽子)   1章 選択される過去(石川博樹)...

読書ノート No.48   良知力『向う岸からの世界史』

根本 利通(ねもととしみち) 良知力『向う岸からの世界史-一つの四八年革命史論』(ちくま学芸文庫、1993年刊、1,200円。原著1978年刊) 📷  本書の目次は以下のようになっている。 Ⅰ. 向う岸からの世界史    四八年革命における歴史なき民によせて...

読書ノート No.46   勝俣誠『新・現代アフリカ入門』

根本 利通(ねもととしみち) 勝俣誠『新・現代アフリカ入門-人々が変える大陸』(岩波新書、2013年4月刊、820円) 著者は1991年に『現代アフリカ入門』という岩波新書を出した。22年後の新版である。この間、アフリカはどう変わったのだろうか。 📷...

読書ノート No.45   山本佳奈『残された小さな森』

根本 利通(ねもととしみち) 山本佳奈『残された小さな森-タンザニア 季節湿地をめぐる住民の対立』(昭和堂、2013年3月刊、4,800円) 📷  本書の目次は以下のようになっている。 序章 第1章 湿地開発をめぐる住民の対立と折り合い 第2章 人と自然のかかわり...

読書ノート No.44   佐野通夫『アフリカの街角から』

根本 利通(ねもととしみち) 佐野通夫『アフリカの街角から-ジンバブエの首都ハラレで暮らす』(社会評論社、1998年5月刊、2,200円) 今年になってケニアの総選挙で、ケニア独立後の白人農園収用の結果、ケニア最大の地主となったといわれる西欧社会で覚えのめでたい独立の父の息...

読書ノート No.42   吉國恒雄『燃えるジンバブウェ』

根本 利通(ねもととしみち) 吉國恒雄『燃えるジンバブウェ-南部アフリカにおける「コロニアル」・「ポストコロニアル」経験-』 (晃洋書房、2008年9月刊、1,400円) 📷  本書の目次は以下のようになっている。  第1章 燃えるジンバブウェ...

Habari za Dar es Salaam No.137   "Gesi Asilia ya Mtwara" ― ムトワラの天然ガス ―

根本 利通(ねもととしみち) モザンビークと国境を接する南部ムトワラの沖に天然ガスが産出することはかなり前からわかっていた。ダルエスサラームから見てムトワラの手前のキルワの沖のソンゴソンゴでは10年以上前から商業生産が始まっていたし、モザンビークでも大規模なコンソーシアムが...

読書ノート No.41 高野秀行『謎の独立国家ソマリランド』

根本 利通(ねもととしみち) 高野秀行『謎の独立国家ソマリランド-そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』(本の雑誌社、2013年2月刊、2,200円) 📷   本書の目次は以下のようになっている。 プロローグ 地上に実在する「ラピュタ」へ...

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