読書ノート No.40 小倉充夫編『現代アフリカ社会と国際関係』
根本 利通(ねもととしみち) 小倉充夫編『現代アフリカ社会と国際関係-国際社会学の地平』(有信堂高文社、2012年11月刊、3,500円) 本書の目次は以下のようになっている。 序章 現代アフリカと国際関係(小倉充夫) 第1章 民族の分断と地域再編(眞城百華)...
根本 利通(ねもととしみち) 小倉充夫編『現代アフリカ社会と国際関係-国際社会学の地平』(有信堂高文社、2012年11月刊、3,500円) 本書の目次は以下のようになっている。 序章 現代アフリカと国際関係(小倉充夫) 第1章 民族の分断と地域再編(眞城百華)...
根本 利通(ねもととしみち) 2013年6月3日、ジョセフ・ワリオバ憲法改正委員会(CRC)委員長から、憲法改正草案(第一次案)が発表された。ワリオバ委員長はニエレレ大統領の下で首相を務めたことがあるが、本来は法律家(判事)である。選挙に弱く政治家としては早くに引退したが、...
根本 利通(ねもととしみち) 武内進一『現代アフリカの紛争と国家-ポストコロニアル家産制国家とルワンダ・ジェノサイド』(明石書店、2009年2月刊、6,500円) 📷 本書の目次は以下のようになっている。 第Ⅰ部 1990年代アフリカの紛争をどう捉えるか...
根本 利通(ねもととしみち) 池本幸三、布留川正博、下山晃『近代世界と奴隷制-大西洋システムの中で』(人文書院、1995年10月刊、2,900円) 📷 本書の目次は以下のようになっている。 序章 近代奴隷制と大西洋システム 第1章 近代奴隷制の成立...
根本 利通(ねもととしみち) 2013/4年度予算案編成・審議は、従来とは大幅な変更になった。例年6月の第二木曜日に予算案が発表され、それから国会で審議に入るのだが、今年は3月下旬には予算案の概要が新聞に報道され、4月の国会で審議が始まった。 📷 水を待つムヘザ県の女たち...
根本 利通(ねもととしみち) オラウダ・イクイアーノ著、久野陽一訳『アフリカ人、イクイアーノの生涯の興味深い物語』(研究社、2012年8月刊、3,400円) 原著は1789年英国で出版された。英語版はダルエスサラームでもペンギン・クラシックスのシリーズで入手可能だったので、...
根本 利通(ねもととしみち) 2012年10月にダルエスサラームの書店で入手した。原著は1999年Macmillanの刊行で、私が手にしたのは2012年刊行のPan Booksによるペイパーバック版である。 本書の存在は藤枝茂著『闇の奥の奥』で知った。ベルギー王レオポルド2...
根本 利通(ねもととしみち) 2013年2月18日に中学校4年の国家試験の結果が発表になって、タンザニア中は騒然となった。不合格者が過半数、60%を超えたのだ。 📷 頭を抱える教育相 『Mwananchi』2013年2月19日号...
根本 利通(ねもととしみち) 石原保徳『大航海者たちの世紀ーThe Epoch of Great Voyagers』(評論社、2005年2月刊、2,600円) 📷 本書の目次は以下のようになっている。 第Ⅰ部 大航海者たちの軌跡を追う 第1章 新しい世界周航のはじまり...
根本 利通(ねもととしみち) 高橋基樹『開発と国家-アフリカ政治経済論序説』(勁草書房、2010年1月刊、4,200円) 📷 本書の目次は以下のようになっている。 序章 個別と普遍:政治研究者のアフリカへの眼差しから 第1章 方法論:開発研究と地域研究の架橋を目指して...
根本 利通(ねもととしみち) 2012年12月31日(大晦日!)に、待たれていた8月26日から実施されていた独立後第5回の国勢調査「国勢調査2012年」の速報値が発表された。実施の段階でいろいろ不規則なことがあったから遅れているのかなと心配されていたが、キクウェテ大統領の新...
根本 利通(ねもととしみち) 戸田真紀子編『帝国への抵抗-抑圧の導線を切断する』(世界思想社、2006年4月刊、1,600円) 本書の目次は以下のようになっている。 第1章 帝国に支配されるアフリカ(戸田真紀子) 第2章 「土地と自由のための闘い」か「マウマウ」か(G.C...
根本 利通(ねもととしみち) タンザニアが国境を接している隣国というのは8カ国ある。東から反時計回りにいうと、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、コンゴ(民)、ザンビア、マラウィ、モザンビークである。このうち、コンゴは陸の国境はなく、タンガニーカ湖を挟んだ対岸である。そう...
根本 利通(ねもととしみち) 伊藤義将『コーヒーの森の民族生態誌-エチオピア高原南西部高地森林域における人と自然の関係-』(京都大学アフリカ地域研究資料センター、2012年3月刊、1,800円) 📷 本書の目次は以下のようになっている。 第1章 はじめに...
根本 利通(ねもととしみち) 川端正久・落合雄彦編『アフリカ国家を再考する』(晃洋書房、2006年3月刊、4,800円) 本書の目次と執筆者は以下のようになっている。 第1章 アフリカ国家論争を俯瞰する(川端正久) 第2章 アフリカ国家論:フランス語圏からのアプローチ(加茂...
根本 利通(ねもととしみち) 2012年9月からキロンベロ谷のニュースがときどき新聞をにぎわすようになった。キロンベロ谷はダルエスサラームから見ると南西のモロゴロ州にあり、タンザニア最大の河川ルフィジ川の有力支流のキロンベロ川が貫流する大湿地帯となっており、タンザニアでも有...
根本 利通(ねもととしみち) 佐藤芳之『OUT OF AFRICA アフリカの奇跡-世界に誇れる日本人ビジネスマンの物語』 (朝日新聞出版、2012年7月刊、1,400円) 📷 本書の目次は以下のようになっている。 序章 風の吹き始める場所 1章 アフリカへ...
根本 利通(ねもととしみち) 2011年8月にダルエスサラームの書店で入手した。原著はフランスで出ている。『De Dar es Salaam a Bongoland : Mutations urbaine en Tanzanie』(Karthala、2006年)の英訳である...
根本 利通(ねもととしみち) もう2年前になるが、ダルエスサラーム通信第109回で、エイズ、がん、糖尿病、高血圧などに効く万能薬を作ったというロリオンドのバブーの話題を伝えたことがある。その時は「こんな流行もある」という程度の興味だった。が、2011年6月に発行された政府統...
根本 利通(ねもととしみち) 富田正史『エミン・パシャと<アフリカ分割>の時代』(第三書館、2001年4月刊、3,500円) 📷 本書の目次は以下のようになっている。 1章 旅立ち 2章 白ナイルの「夜明け」 3章 ブニョロとブガンダ 4章 新しい宗教の到来...