top of page

Habari za Dar es Salaam No.15   Budget 2003/4 ― 新年度予算 ―

根本 利通(ねもととしみち) 6月13日(金)の朝刊のトップ記事は、「新年度予算発表!」だった。忘れていたことを思い出して、思わず「あァっ…」とうなってしまった。 タンザニアの予算年度は7月1日~翌年の6月30日である。植民地時代からの伝統なのかどうか、毎年6月の第三木曜日...

Habari za Dar es Salaam No.14   Karibu Tanzania ― オルタナティブツアー・タンザニアの原点 ―

根本 利通(ねもととしみち) 5月の初めにはもう大雨季は明けてしまうのかと本当に旱魃を心配していたのだが、ダルエスサラームでは5月20日過ぎから、毎日本格的な雨が降り、一気に道路が悪化した。ダルエスサラームにこの時期降っても海に流れ出すだけだが、キリマンジャロなどでも降って...

Habari za Dar es Salaam No.12   Ukavu ― 旱魃(かんばつ)―

根本 利通(ねもととしみち) 3月も中旬になっても、ダルエスサラームでは晴天が続いていた。雲一つない青空が広がり、大雨季の予兆すらない。2月に3日間ほど強い雨が降り、雨季近しを思わせたきり乾いている。雨季には泥濘となる我が家の周りの道も乾いていて、快適に飛ばせる。それはいい...

Habari za Dar es Salaam No.11   Mandela attacks Bush ― マンデラのブッシュ攻撃―

根本 利通(ねもととしみち) 今世界の焦点はアメリカによるイラク攻撃があるかどうかということだろう。国際政治の周辺にあるタンザニアでも例外ではない。万一(というよりははるかに確率は高そうだが)攻撃が起こると、それに対する反撃が、ムスリム多数派、伝統的な反米の空気の中で起こる...

Habari za Dar es Salaam No.10   Sokwe Mtu ― チンパンジーの世界 ―

根本 利通(ねもととしみち) タンザニアの観光資源としては、まず大自然、野生動物が挙げられる。指定されているユネスコの世界遺産でも、セレンゲティ、ンゴロンゴロ、キリマンジャロ、セルーと多い。(それ以外にキルワ、ザンジバルと歴史・文化的遺産があるのもタンザニアの特色ではあるが...

Habari za Dar es Salaam No.8   Dala Dala ― ダラダラの乱 ―

根本 利通(ねもととしみち) 今年のラマダンは11月6日から始まった。ラマダンは30日間だから、12月6日からラマダン明けのお祭り(Idd el Fitr)となる可能性が高い。30日間ということになっているし、科学的に月齢だって分かるからはっきり事前に決まるはずと思うのだが...

Habari za Dar es Salaam No.7   SENSA(2) ― 国勢調査(2) ―

根本 利通(ねもととしみち) イスラムの断食月(ラマダン)が今月(11月6日ころから)始まる。ムスリムはその前に結婚式を挙げるカップルも多い。暑い時期の断食は、特に肉体労働が主体の人には大変で、断食後の2回の食事(フタリとダク)を滋養よく摂らないといけないから、食事に普段よ...

Habari za Dar es Salaam No.6   NYERERE DAY ― ニエレレ・デイ ―

根本 利通(ねもととしみち) ダルエスサラームはやっと暑くなってきた。まだ夜我が家でエアコンをつけるほどではないが、昼間のオフィスではエアコンがないと辛くなってきた。 昨日10月14日はニエレレの命日だった。1999年10月14日の死去だから丸3年になる。先週半ばの新聞発表...

Habari za Dar es Salaam No.5   SENSA ― 国勢調査 ―

根本 利通(ねもととしみち) ダルエスサラームはまだ依然として涼しく、快適な時季が続いている。ただこの乾季にしては結構強い雨が降り、我が家の周りの道にも水溜りがなかなか絶えない。エルニーニョの影響という話だが、このまま小雨季に突入してしまうのかどうか、やや不安な気持ちである...

Habari za Dar es Salaam No.4   SUの行方 ― 消え行く公社 ―

根本 利通(ねもととしみち) ダルエスサラームは涼しく快適な時季が続いている。雨が降ると肌寒く、鍋を食べたりする。日本の夏休みに入り、旅行者(観光客、ビジネスマン、研究者)の姿が増えてきた。 私のようにダルエスサラームに定住しているとなかなか分からないのだが、久しぶりに、5...

Habari za Dar es Salaam No.2   「アフリカ・タンザニアの楽器」

根本 利通(ねもととしみち) ダルエスサラームの大雨季はようやく明けました。今は涼しく快適で緑も豊かな美しい時季です。傷んでいたダルエスサラームの道路もグレーダーがかけられ、走りやすくなっています。ただキルワ、ムトワラなど南部へ向かう幹線道路が走れるようになるには未だ時間が...

Habari za Dar es Salaam No.1 「大雨季」

根本利通(ねもととしみち) ダルエスサラームは今大雨季の只中にあります。昨年末の小雨季に殆ど降らず、いろいろ心配をさせられたのですが、2月下旬、小雨季には遅く、大雨季にはやや早い時期にポツポツと降り始め、4月には本格的な降りになりました。...

タンザニアからの手紙 No.63 根本利通へのメッセージ

金山 麻美(かなやま あさみ) 夫、根本利通の「お別れ会」のときに読み上げられた追悼文をご紹介します。  夫とわたしの共通の大切な人生の先輩である楠原彰さんからいただいたものです。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ...

読書ノート No.122   三好徹『チェ・ゲバラ伝・増補版』

根本 利通(ねもととしみち)※筆者急逝のため未完成の記事です。 三好徹『チェ・ゲバラ伝・増補版』 (文春文庫、2014年4月刊)。 📷  本書の目次は次のようになっている。   序にかえて   第1章 メキシコまで   第2章 グランマ号   第3章 奇跡の革命...

Habari za Dar es Salaam No.179   "Elimu ya Siku hizi" ― 最近の教育の動向 ―

根本 利通(ねもととしみち) 中学校4年の国家試験の結果が発表になって、タンザニア中が騒然となったのは2013年2月18日だった。不合格者が過半数、60%を超えたのだ。その後の話はこの「通信」の第134回に書いた(「昨今の中等教育事情」)。さらにその後の経過をまとめておこう...

読書ノート No.121   堀田善衛『時間』

根本 利通(ねもととしみち) 堀田善衛『時間』(岩波現代文庫、2015年。初刊は新潮社、1955年) 堀田善衛はアジア・アフリカ作家会議に属する作家で、野間宏や武田泰淳たちの仲間という認識だった。『インドで考えたこと』は最初の鮮烈な思い出で、その後『ゴヤ』などのスペイン関係...

Habari za Dar es Salaam No.177   "Maktaba ya Vijijini" ― 村の図書室 ―

根本 利通(ねもととしみち) 新年、明けましておめでとうございます。  2017年が皆様にとって、タンザニア、日本、世界にとって平和な年になりますよう祈念いたします。 📷 ルカニ村コミュニティーセンター  2016年10月31日にタンザニア日本人会商工部会の一行を案内して...

Habari za Dar es Salaam&読書ノート: Blog2
bottom of page