Habari za Dar es Salaam No.34 "Ilha de Mocambique" ― モザンビーク島 ―
根本 利通(ねもととしみち) 今回はタンザニアではなく、南の隣国モザンビークの話。正月休みを利用して行って来た。タンザニアに定住しだして20年、アフリカに最初に旅をしたのが1975年だから、今年で30年目になる。これはまたモザンビークの独立30周年になるのだが、実は今回が初...
Habari za Dar es Salaam No.33 "Uchaguzi Mkuu 2005"― 2005年 総選挙
根本 利通(ねもととしみち) 新年、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。 2005年が世界の人々にとって平和な年となりますように。 📷 さて、2005年はタンザニアのとっては5年に一度の総選挙の年。去年から前哨戦は戦われているが、いよいよ本番である...
Habari za Dar es Salaam No.32 "Charles Zawose" ― 追悼 チャールス・ザウォセ ―
根本 利通(ねもととしみち) 📷 10月25日に悲報が届いた。チャールズ・ザウォセが公演先のスウェーデンで急死したという知らせである。享年34歳。ムゼー・フクウェ・ザウォセの死から(2003年12月30日)→ザウォセ<追悼>、1年も経たない内の連続の死である。ザウォセ一族...
Habari za Dar es Salaam No.31 "Selous Game Reserve" ― セルー動物保護区(1)―
根本 利通(ねもととしみち) 今回はタンザニアのみならず、アフリカ最大の自然保護区であるセルー動物保護区を紹介したい。セルーはルアハ、ミクミと並ぶ南部タンザニアを代表する保護区であり、セレンゲティ、ンゴロンゴロなど有名な北部サーキットと比べ、知名度はかなり劣るが、その分ワイ...
Habari za Dar es Salaam No.30 "Miwaka 40 ya Idhaa ya Kiswahili,Radio Japan" ― ラジオ・ジャパン・スワヒリ語放送40周
根本 利通(ねもととしみち) 📷 日本ではやっと残暑が終わり、爽やかな秋になっているころ、ダルエスサラームの快適な時季は終わり、じりじりと暑くなっていく。その9月26日(日)に、NHKの外国語放送であるRadio Japanのスワヒリ語放送40周年イベントがダルエスサラー...
Habari za Dar es Salaam No.29 Summer Festival ― 夏祭り ―
根本 利通(ねもととしみち) 今年の日本の夏は酷暑といってよかったらしい。私自身7月に2週間ほど日本にいて、東京が39.5度を記録した日にいたからから実感した。35度ならともかく、ダルエスサラームでも38度なんていうことは滅多にないから、東京、大阪、名古屋のビル街で、完全に...
Habari za Dar es Salaam No.28 World Heritage "Zanzibar Stone Town" ― 世界遺産 「ザンジバル・ストーンタウン」―
根本 利通(ねもととしみち) ユネスコが指定する世界遺産というものがある。日本で指定されているのは11ヶ所で、法隆寺、姫路城、白川郷・五箇山、屋久島、白神山地などである。このうち法隆寺などを文化的遺産、屋久島などを自然的遺産という。...
Habari za Dar es Salaam No.27 Goat Race" ― 山羊レース―
根本 利通(ねもととしみち) 📷 一年中暑いイメージがあるダルエスサラームでも、大雨季の明けた6~7月は涼しく快適な時期に入る。南半球なのだ。この時期にダルエスサラーム在住の日本人会はソフトボール大会や運動会を催すが、スポーツには向いた季節といえる。今日の話題は、山羊レー...
Habari za Dar es Salaam No.26 East African Community ― 東アフリカ共同体 ―
根本 利通(ねもととしみち) 2004年3月2日、東アフリカ共同体(EAC)本部の置かれているタンザニアのアルーシャで、関税同盟の調印式が行われた。ウガンダのムセブニ、ケニアのキバキ、タンザニアのムカパ各大統領が列席しサインした。 やっとという感じである。...
Habari za Dar es Salaam No.25 Nile Treaty ― ナイル条約 ―
根本 利通(ねもととしみち) 今年の大雨季は3月中旬には始まり、順調に降り続いている。ダルエスサラーム、ザンジバルという海岸地域だけではなく、キリマンジャロやイリンガ、モロゴロといった重要な穀倉地帯でも降っているから、去年のような旱魃、断水にはならないように期待できる。とこ...
Habari za Dar es Salaam No.24 SENSA(3) ― 国勢調査(3) 報告―
根本 利通(ねもととしみち) 2002年8月~9月の実施であったから、もう1年半も経ってしまったが、国勢調査の印刷された報告書をやっと入手できた。2003年1月発行となっているが、どうも2004年2月に出たらしい。 昨年は気になって何度か探しに行った政府の統計局の本屋さんで...
Habari za Dar es Salaam No.23 Uchaguzi 2005-(1) ― 2005年総選挙、始動 ―
根本 利通(ねもととしみち) 来年2005年はタンザニアでは総選挙の年。2期10年の任期を終えるムカパ大統領は憲法の規定で出馬できない。隣のウガンダのように憲法を改正して、3選出馬に道を拓こうという動きは今のところないし、これからも出ないだろう。昨年後半から大統領の健康状態...
Habari za Dar es Salaam No.22 Mgawo ― 計画断水 ―
根本 利通(ねもととしみち) 日本では寒波、大雪の便りが聞かれるころ、ダルエスサラームは真夏。当然のように熱帯夜で、夜何度も起き、明け方には寝巻きが汗ぐっしょりになる。今年は10~11月の小雨季に余り降らなかったから、大地が熱くなっていたのだが、、最近は少し雨雲が広がり、時...
Habari za Dar es Salaam No.21 Baraka ya Mwaka Mpya 2004 ― 謹賀新年2004 ―
根本 利通(ねもととしみち) 謹賀新年。2004年明けましておめでとうございます。世界が平和であるように、皆様方のご多幸をお祈り申し上げます。 昨年末、ベルギーのブリュージュへ行って3泊ほどのんびりしてきた。ブリュージュは13~15世紀に栄えたハンザ同盟の商都で、...
Habari za Dar es Salaam No.20 Cinema ― 映画館 ―
根本 利通(ねもととしみち) ラマダンが明けて日常が戻った。ラマダン中が平常でないというのではないが、ダルエスサラームの人口の半分以上がムスリムだし、弊社のオフィスのスタッフも運転手も半数はムスリムで、断食をしているから、...
Habari za Dar es Salaam No.19 Nguvu ya Askari ― 交通警官の実力 ―
根本 利通(ねもととしみち) 10月20日過ぎからダルエスサラームには強い雨が降るようになった。大雨季のような降りが2~3日あり、それ以外はパラつく程度だが、空はどんよりとして雨季の気配である。タンザニアの気象庁も小雨季入りを宣言した。10月下旬からと言うのはほぼ「例年並」...
Habari za Dar es Salaam No.18 Death of Idi Amin ― イディ・アミンの死 ―
根本 利通(ねもととしみち) いささか旧聞に属することだが、ウガンダの元独裁者イディ・アミンの死のことに少し触れたい。アミンは70年代の東アフリカを彩った人物であった。今は興味を持つ人は少なく、ひっそりと死んでいったが、70年代にアフリカ研究を志した人間として感慨がある。...
Habari za Dar es Salaam No.17 SADC Summit 2003 ― SADCサミット・タンザニア ―
根本 利通(ねもととしみち) 8月の終わりごろからダルエスサラームでは少しずつ温度が上昇してきたように感じる。涼しく快適な季節がそろそろ終わりそうだ。ヨーロッパや日本の夏休みの終わりが近づき、観光シーズンも終わりを告げる。...
Habari za Dar es Salaam No.16 Matokeo ― 余談 ―
根本 利通(ねもととしみち) ダルエスサラームは依然として涼しい季節が続いている。ドドマでは予算案の審議の国会が延々と続いている。在留外国人は「夏休み」を取ったりしているが、実際には仕事の能率が上がる季節。 1ヶ月の学期休みも終わり、公立の学校も2学期が再開した。だが私の方...